2013.06.13.
新型ウイルス 仏で新たに2人感染の疑い
フランスの保健当局は11日、新種の「中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス」に感染した疑いがある2人の患者が見つかったと発表した。2人は男性で、2人とも最近サウジアラビアに滞在していたという。 ―20130613 下野新聞―
2013.06.13.
フランスの保健当局は11日、新種の「中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス」に感染した疑いがある2人の患者が見つかったと発表した。2人は男性で、2人とも最近サウジアラビアに滞在していたという。 ―20130613 下野新聞―
2013.06.13.
厚生労働省の測定マニュアルでは、室内空気の採取方法について入居前と入居後の2種類を示しています。
入居前(建物からどんな化学物質がどのくらい揮発しているかを知るための方法)
1.30分喚起して室内の化学物質を追いだします。
2.5時間以上閉め切って室内に化学物質が揮発した状態にします。
3.原則30分で空気を採取します。
入居後(生活している人がどんな空気を吸っているかを知るための方法)
普通の生活状態(調理、入浴、換気など)のまま、24時間の空気を採取します。
測定は、採取した空気を精度の高い装置で分析します。したがって、現場で分かる機種での測定結果は、正確な数値ではなかったり、目的以外の化学物質の影響を受けていることがあります。
―東京都福祉保健局の資料より―
2013.06.11.
湿疹が出ると、すぐに、「アトピー性皮膚炎ではないか?」と思いこんでしまう親御さんも多いようですが、湿疹=アトピー性皮膚炎ではありません。子どもは皮膚を外敵から守るバリア機能がまだ成長していないため、ちょっとした刺激で様々な皮膚病を起こします。
似たような病気がいくつかあるので、あげてみましょう。
「接触皮膚炎」は、いわゆる「かぶれ」のこと。化粧品や植物などが、皮膚に触れた刺激でよく起こります。
「急性痒疹」は「小児ストロフルス」のことで、虫さされの後に生じます。
「脂漏性皮膚炎」は、頭や顔、頬、鼻などの皮脂の分泌の多い場所に湿疹ができるのが特徴です。
「疥癬(かいせん)」は、ダニの一種、疥癬虫(ヒビンダニ)が人間の皮膚に感染する者です。
「汗疹」は、いわゆる「あせも」のこと。つまった汗管(汗のでる管)に汗がたまって起こります。
「魚鱗癬」は、全身の皮膚が乾燥してざらざらし、魚のうろこ状に割れ目ができる遺伝性の病気です。
このほか、皮膚が欠乏して起こる「皮膚欠乏性湿疹」や水仕事などがきっかけで起こり、手だけに湿疹ができる「手湿疹」などがあります。
アトピー性皮膚炎と診断するためには、これらの皮膚病と見分けるのが大変重要です。自己診断はせずに、まずはお医者さんに「どんな皮膚の病気なのか」を診てもらいましょう。 ―(財)日本アレルギー協会資料より―
2013.06.10.
どうして花粉でアレルギーが起こるのでしょうか。
スギなどの花粉が、鼻の中に吸い込まれると、アレルギーを起こす物質である抗原(アレルゲン)が花粉から溶け出します。
この抗原をやっつけるために、人間は体の中で抗体というものをつくりだします。
抗体は、肥満細胞と呼ばれる細胞に乗って、抗原が体に侵入すると出撃します。そして、抗原を捕まえます。このときに肥満細胞から、ヒスタミンなどいくつかの物質が放出されます。ヒスタミンなどの物質は、神経を刺激します。
この刺激でくしゃみが起きたり、鼻水が流れたりして、抗原を体の外に追い出すのです。
鼻の血管は刺激を受けて鼻の粘膜が腫れ、鼻づまりが起きます。こうして抗原(花粉)を含んだ空気を、入りにくくするのです。
眼についた花粉も、同じような体の働きで、眼のかゆみを起こします。また、腫れて(鼻づまりに当たる)、涙(鼻汁にあたる)によって、花粉を洗い出そうとします。
こうした一連の、抗原と抗体による反応をアレルギー反応と呼びます。アレルギー反応は、異物が体に入るのを防ぐ、人の体に備わった防衛システムなのです。
体の防御反応は、起こり方には個人差があります。何の反応も出ない人もいますし、反応が過敏になり、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど、身体が大騒ぎになる人もいます。
花子さんは、もしかしたら花粉に過敏に反応してしまう体質なのかもしれません。 ―(財)日本アレルギー協会資料より―
2013.06.04.
宮崎県は3日、川南町の養鶏場1カ所で、鳥インフルエンザの抗体を持つニワトリが少なとも1羽出たと発表した。ウイルスは確認されず、鳥インフルエンザを疑う症状は出ていないという。県は、「ニワトリは死んでおらず低病原性と思われる。鳥インフルエンザの発生ではない」と強調。現時点で殺処分はせず、家畜の移動制限で対応する。
宮崎県によると、農業・食品産業技術総合機構(農研機構)の検査で、抗体はH5型に反応するものと判明。中国で感染が拡大したH7N9型とは異なるという。 ―20130604 下野新聞―
2013.06.04.
2013.06.04.
ぜんそくかなと思ったら、先ずは医療機関を受診しましょう
咳が3週間以上も続くなどの症状はぜんそくの可能性があります。あるいは百日咳や胃食道逆流など他の病気の場合もありますので、なるべく早く医療機関を受診しましょう。受診の時に医師に伝えつことを前もってメモしておきましょう。
◇医師と十分に相談しましょう
患者からの情報
症状や既にある病気、使っている薬について
家族の状況 職場や学校の環境 生活状況 住宅環境 人間関係
医師からの情報
検査の方法や結果について
治療方法や薬について
自己管理の方法 など
◆受診の時に伝えること (メモをすることで大事なことを忘れずに伝えることができます。)
・症状の説明 いつ どんな時 どのような症状で どのくらいつづくのか
・今飲んでいる薬 (その薬かお薬手帳を持っていくこと)
・アレルギーの家族がいるかどうか
・家や職場の生活環境
・既にある病気のこと
◇検査の種類
・胸部レントゲン 他の呼吸器の病気との区別のため
・血液検査 アレルギー反応の起こしやすさや原因となるアレルゲンを見つけるため
・皮膚テスト 原因となるアレルゲンを見つけるため
・呼吸機能検査 グラフの形から正常化ぜんそくがあるかがわかるります
―ガイドライン2007より―
2013.06.03.
指針値とは、厚生労働省の「シックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会」で審議され、次のような考えで数値を決めています。
「指針値は、現時点で入手可能な毒性にかかる科学的見地から、ヒトがその濃度の空気を一生涯にわたって摂取しても、健康への有害な影響を受けないであろうと判断される数値」(検討会中間報告書より)
そのため、ホルムアルデヒドは急性影響(30分間)である鼻やのどへの刺激を考慮した数値が示されていますが、トルエンやパラジクロベンゼンなどその他の化学物資は長期影響(数年またはそれ以上)を主に考慮した極めて安全側に立って検討された数値が示されています。
私たちは、多くの時間を住まい、学校、職場、通勤車内など室内空間で過ごしています。その室内空気に含まれる化学物質は、多かれ少なかれ人に何らかの影響を及ぼす可能性があると考え、不必要に取り込まないための目安として室内濃度指針値が示されています。
指針値は、これまでに次の13の化学物質に定められました。
【物質名】 【指針値】 【主な用途】
ホルムアルデヒド 100µg/㎥ 合板など
トルエン 260µg/㎥ 接着剤 塗料などの溶剤
キシレン 870µg/㎥ 接着剤 塗料などの溶剤
エチルベンゼン 3,800µg/㎥ 接着剤 塗料などの溶剤
スチレン 220µg/㎥ 断熱材 畳芯材など
アセトアルデヒド 48µg/㎥ 接着剤 防腐剤 タバコの煙など
テトラデカン 330µg/㎥ 灯油 塗料溶剤など
パラジクロロベンゼン 240µg/㎥ 衣類用防虫剤
フタル酸ジ‐n‐ブチル 220µg/㎥ 可塑剤(塗料、顔料、接着剤) 可塑剤(塩化ビニール製品全般)
フタル酸ジ‐2‐エチルへキシル 120µg/㎥ 可塑剤(塗料、顔料、接着剤) 可塑剤(塩化ビニール製品全般)
クロルピリホス 1µg/㎥ 小児の場合0.1µg/㎥
有機リン系殺虫剤
ダイアジノン 0.29µg/㎥ 有機リン系殺虫剤
フェノブカルブ 33µg/㎥ カーバメート系殺虫剤
―東京都福祉保健局資料より―
この他にもおびただしい化学物質が存在します。
2013.05.31.
新種の「中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス」による病院内や家族間での人同士の感染は、患者の排せつ物を介して起きた可能性があるとする報告を、フランスやサウジアラビアの医療チームが29日、米英の医学誌に相次いで発表した。
―20130531 下野新聞―
2013.05.31.
主婦の幸子さんが、息子の異状に気付いたのは就寝後のことでした。隣で寝ていたはずの拓哉クン(4歳)が、布団の中でポロポリとか体をかきむしっているのです。パジャマを脱がせてみると、クビヤわきの周辺、胸と背中にも点々と赤い湿疹が出ています。体は乾燥して触るとかさかさしており、良く見ると首や肘の内側や両足のひざの裏にも、ひっかいたあとがありました。
しばらく様子を見ましたが、拓哉クンの症状はなかなかよくなりませんでした。それどころか、「かゆいよ~、かゆいよ~」と泣きながら訴えることもあります。
昼もかゆみのために、落ち着かない様子です。心配した幸子さんが、拓哉君を近くの皮膚科に連れて行ったところ、「アトピー性皮膚炎」と診断されました。
幸子さんは世間をさわがしているその病名に、一瞬、ギョッとしました。が、お医者さんから、「子どもにはありふれた病気です。適切な治療を続けていれば、悪化しませんし、決してやっかいな病気ではありません。大人になると症状は落ち着きますよ」と詳しい説明を聞いて一安心しました。そして、楽な気持で、治療を始めることにしたのです。治療を受けながら病気に関する色々な質問を先生に投げかけ、詳しい説明をして頂きました。 ―(財)日本アレルギ協会資料より―